知らない人からのストーカー被害:14か月間の体験と教訓
研究によると、ストーカー行為の加害者の多くは知り合いや元恋人など、何らかの関係性があった人が多いと言われています。
でも私は面識のない人でした。
不審なすれ違いから始まった日常の異変
それは「なぜか道でよくすれ違う」という違和感から始まりました。
私の勤務先がある公共広場は、1日に何十万人も利用する場所。
待ち合わせをしているわけでもないのに、同じ人物と何度もすれ違うという状況が続きました。
最初は「偶然かな」と思っていました。
しかし、徐々にその人物との距離が近くなり、さらにはUターンして再びすれ違うという行動も見られるようになりました。
この異常な行動が次第に私を不安にさせていきました。
警察への相談に至るまで
私は早い段階で違和感を覚えましたが、「自意識過剰だ」「気にしすぎだ」と思われるのではないかという不安から、警察に相談するまでに12か月を要しました。
問題が曖昧な段階では、他者に理解してもらうのが難しいという現実もありました。
おそらく警察へ早く相談しても「なにもされていない以上対処できない」と言うと思います。
それはその通りだと思うんです。
だって、すれ違う以外なにもされていないから。
私の場合は勤務中という制約があったため、道を変えることもできず、心の中で問題を抱え続けるしかありませんでした。
それも私はこの公共広場の裏方での仕事だったので、基本的に仕事内容は人目に触れない状況だったんです。
にもかかわらず、この人とはよくすれ違う。
この道を歩くのも2,3分なのにもかかわらず。
また、防災センターに相談しても軽くあしらわれるだけでした
最終的に私は、一人で警察に相談する決断をしました。
幸運にも、この時に対応してくれた警察官は非常に親身になって対応してくれました。
この公共広場がこの警察署の生活安全課が担当区域であったため、話もスムーズに進み、次の日には注意を入れてくれました。
私の話をちゃんと信じてくれ、対応してくださいました。
その結果、一時的にその人物とすれ違うことはなくなりました。
警察の警告後も続く執着
しかし、警察の警告にもかかわらず、数か月後に再びその人物が現れることがありました。
公共広場なので歩くのは自由です。
しかし、この人はまた不審な動きをするようになったんです。
私はSNSやLINEなど全然使わなかったのにもかかわらず、こういうことが起きました。
その後、再び警察が注意を促しいなくなりましたが、私はほどなくして職場を辞めたため、彼がどうなったのかは知りません。
ただ、また誰かに執着している可能性もありますね。
この人物は特徴が非常に薄く、目立たない風貌で、まさに日常に溶け込んでいました。
誰も違和感を覚えないような人物でした。
読者への教訓
この経験を通じて私が得た教訓は以下の通りです:
- 違和感を見過ごさない
- 記録を取る:日時、場所、状況を詳細に記録することで、警察や他者に説明しやすくなります。
- 他者に相談する:警察に相談する際は「記録を残しておいてほしい」と具体的に依頼するのも一つの手です。信じてくれなくて落ち込むこともあるかもしれません。
- 環境を変える:可能であれば道や職場を変えることも重要です。
結論
ストーカー被害は誰にでも起こり得る問題です。
このような異常な状況を乗り越えるには、冷静な対応と周囲のサポートが不可欠です。
逃げれるようならすぐに逃げたほうがいいです。
そして、信じてくれなくて笑われることもあります。
それで傷つくこともあります。
私の体験が、同じような状況で悩んでいる方の助けになることを願っています。